Skip to main content

Vol.11 猫×チョコレート。猫たちを救う楽しいアイディア

Vol.11 猫×チョコレート。猫たちを救う楽しいアイディア

尾山台駅から徒歩10分ほどの場所にオフィスを構えるLOVE & Co.(以下、ラブコ)。扉を開けてまず目に飛び込んでくるのは、壁いっぱいに貼られた猫のイラストや写真、それに猫たちがパッケージを飾るかわいい雑貨たち。ここは飼い主のいない猫たちが安心して身を寄せられ、信頼できる里親へ彼らを繋ぐシェルター。猫の保護・譲渡活動を行いながら、里親募集を兼ねたコーヒー&雑貨ブランド「LOVE ME SHOP」やワークショップを展開している。実はショコラ・ダ・ファミリアもラブコの取り組みに賛同し、ともにものづくりをしている仲間。ラブコの活動、そしてショコラ・ダ・ファミリアとの取り組みについて、創業者であり代表理事の今村さんと理事の山下さんに話を聞いた。

 

これまでに作った70種類以上の雑貨の前で。大将(ネコ)とスタッフの山下さん。

 

―なぜ猫の保護活動をしようと思われたんですか?

今村さん(以下、今村) 2006年に1匹の猫を保護したことから始まるのですが、その子がうちに来て以来、他の野良猫も気になり保護するようになったんです。猫を家族に迎えようと思ったときのファーストチョイスが保護猫の里親になる社会になれば良いなと思っていて。当時は平日にサラリーマン、休日に保護・譲渡活動をしていました。2016年にラブコを立ち上げるまでなので、約10年間続けたことになります。ただ、いつのまにか増えに増え、猫たちがストレスを感じているのがわかったし、私自身も自分が飼っている猫と保護猫とどちらを優先するかに悩んだりもしました。そんな中で、保護活動とビジネスを一緒にできないか、とずっと考えていて、寄付に頼るだけじゃなく自分たちで生み出して、それを猫の保護活動に活かせたらなと思ったんですよね。

 

―そこで、2016年にラブコを立ち上げられたんですね。

今村 はい。個人で活動していた時の教訓を得て、ここではたくさんの猫を預かるのではなく、10頭前後と決めています。今はオフィスでは11頭、一時預かりボランティアさん宅の猫を合わせると20頭ほどの猫が里親さんを募集中です。

山下さん(以下、山下) 私は昨年の9月に入ったばかりです。それまでも保護猫を育てたり、別の保護団体の一員として働いたこともありました。でもシェルターって、なかなか過酷なんです。頭数が多いと怪我や病気などでケアするべき猫が増えますし、従事者自身も疲れてしまう。私は大切な猫のために私自身も楽しく活動がしたくて、そんな場所がないかと探していたときに出会ったのがラブコでした。預かる頭数も決まっているし、猫たちもリラックスしているのが伝わってきました。

 

―その保護・譲渡活動を維持するために軸になっているのが、里親募集中の猫たちがパッケージやデザインのモデルを務める「LOVE ME SHOP」。最初はコーヒーからスタートしたと伺いました。

今村 猫たちのために、寄付してくださいじゃなく買ってくださいと伝えたいと思った時に、元々猫に興味のない人たちにも、足を運んでもらえるものってなんだろうと考えて。コーヒーなら、気に入った人たちがまた来てくれるし、この活動やラブコのことも知ってもらえるきっかけになると思ったんです。最初は豆じゃなく気軽に楽しめるドリップで淹れられるものにこだわりました。たどり着くまでにはかなりの紆余曲折がありましたけどね(笑)。里親を待っている猫たちをデザインに取り入れて売り始めるとかなり反響がありました。

山下 そこから作家さんとコラボレーションをしたり商品協力を仰いだり、全国から“私も協力したい”と手を上げてくださるかたも多いです。 “ラブコワーカー”に登録してくださって、「私コレが作れます」「「里親募集中の猫たちをモチーフに作品を作りたい」とアイディアをくださったりもして。今や商品数も70種類以上になりました。 あとは猫たちの名前にちなんだもので、何か考えられないかな、とみんなでアイディアを出し合ったりもしています。

 

―そう、「ショコラ・ダ・ファミリア」と一緒に作った商品の名前は、「LOVE ME CHIYOKOLATE」ですもんね(笑)。

今村 チヨ子がここへ来ることになったのは、ちょうどショコラ・ダ・ファミリアさんと出会った頃だったんです。コーヒーとチョコレートって最高の相性だから、いつかチョコレートを商品にしたいとずっと思っていて、そんな時にショコラ・ダ・ファミリアさんと一緒に商品化できることになって。次に入って来た子には「チヨ子」と名付けよう、と決めていました(笑)。

 


チヨ子がモデルになった2つの商品。「LOVE ME CHIYOKOLATE」(左)と「LOVE ME COFFEE」(右)。

 

―このチョコレートパッケージ、とってもいいアイディア!口の部分からチョコレートが見えるようになっているんですね。ものすごくかわいい……。

山下 代表の今村がすべてデザインしています。カラフルショコラの包み紙の色がちょうどアクセントになってかわいいですよね。定番のミルクは毎回、あともう一種類を入れてパッキングしています。チョコレート、大人気ですよ!ご友人のプレゼントに買いに来てくださるかたもいて。バレンタイン、ホワイトデー、クリスマスの時には、またパッケージが変わります。ちなみに去年のバレンタインなどのシーズンラベルを切り出してくれているのも、ラブコワーカーさんたちなんですよ。

 

 

ーいろんな形で携わることができるんですね。

山下 はい。保護・譲渡活動以外の細かい作業が実はたくさんあり、みなさんにそれぞれの得意分野をここで生かしてもらっています。猫たちと遊んだり、お掃除、商品パッケージ切り出し。とくに、朝のお掃除はありがたいです。猫のケージ、オフィス内の掃除、トイレの砂変えなどをしてくれるおかげで、毎日清潔に保つことができていますから!

 

―ちなみに、他の猫たちの名前は、どうやって決めているんですか?なんだか面白い名前の子もいます(笑)。

今村 その時のインスピレーションです。連れてくるのは私が多いのですが、家族の場合や、一度にたくさん保護したときにはシリーズ化(笑)。家族で保護した猫たちの両親には「演歌」と「メロディ」と名付けて、子供達は全員歌シリーズ。「ブルース」、声が高いから「ヨーデル」、「シャンソン」、「ジャズ」…。演歌とメロディは、9頭の子供達を産み頑張りました。2年半ここにいた演歌とメロディも先日里親さんが決まりました。

山下 あとは、名前でInstagramのハッシュタグ検索ができるようになっています。私たちが発信する際はもちろんなのですが、里親さんたちがそのハッシュタグをつけて今の状況を報告してくれたりもするので、それも楽しみです。兄弟が多い猫を預かった里親さん同士が何かあった時に協力してくれたり、イベントなどがあると、みなさんで一緒に来てくださったりするのも嬉しい。ハッシュタグで、推し猫の情報を追ってくれて里親検討をしてくれる方もいるんですよ。

 

―最後に、今後取り組んでみたい商品について、こっそり教えてください。

今村 Tシャツシリーズが今1番新しいんですけど、またショコラ・ダ・ファミリアさんと何か作りたいなあ。猫の形の板チョコとかどうですか?それに猫たちのパッケージを貼ったら絶対にかわいい……!一過性のものじゃなくて家族の中にいつもあるようなチョコレートを目指しているというショコラ・ダ・ファミリアさんのコンセプトを聞いて、ラブコと通じるものがあると思ったんですよね。猫も家族として迎え入れるものですから。その企画、近々実現しませんか?


「コーヒー1杯で猫ちゃんの食事1回分になります。」代表理事の今村さん。

 

 

Profile

一般社団法人LOVE & Co.(ラブコ)。世田谷区等々力で、飼い主のいない猫の保護活動を行いながら、里親募集を兼ねたコーヒー&雑貨ブランド「LOVE ME SHOP」や様々なワークショップを展開。寄付だけに頼ることなく長期的に持続可能な保護活動を目指し、事業利益を保護活動費に充てている。モットーは「楽しく、明るく、オシャレに!」。

ホームページ:一般社団法人LOVE & Co.(ラブコ)

Instagram:@loveandco_coffee

こんな記事も読まれています

Vol.10 毎月1度家に届く「チョコレート定期便」

Vol.10 毎月1度家に届く「チョコレート定期便」

Vol.09 受験をがんばる、息子の力に

Vol.09 受験をがんばる、息子の力に

ショッピングカート