コラム
嚥下障害とは?
![A Linen Napkin Topped With A Gold-Lettered Menu](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0484/4955/2547/files/a-linen-napkin-topped-with-a-gold-lettered-menu_500x.jpg?v=1734624145)
嚥下障害とは、食べ物や飲み物を飲み込むことが難しくなる状態を指します。この症状は、体の低下を招くだけでなく、誤嚥や肺炎のリスクも高めるため、食事の形態や姿勢に工夫が必要です。
食べにくい食品とその特徴
以下のような食品は、嚥下障害のある方にとって飲み込みにくい場合があります。
・サラサラなもの:水やみそ汁、ジュースなど、水っぽい液体。
・パラパラするもの:肉やかまぼこ、たけのこ、こんにゃくなど、口の中でバラバラになる硬い食品。
・パサパサするもの:パン、カステラ、クッキーなど、水分が少ない食品。
・粘着性の強いもの:餅、だんご、生麩など。チョコレートも粘度が高いので、飲み込みにくい食品のひとつです。
・酸っぱいもの:酢の物、柑橘類、オレンジジュースなど。
・硬いもの:ピーナッツ、大豆(丸のまま)など。
飲み込みやすい食事にするための工夫とは?
・食事の形状を工夫し、飲み込みやすい形にする。
・小さく切る、柔らかくする、水分を足すなど、摂取しやすくする。
・既製品を活用する場合、「ユニバーサルデザインフード(UDF)」マークがついているものを選ぶとよいでしょう。
食事姿勢の重要性
食べやすい姿勢を整えることも、嚥下を助けます。
・いすでの食事:足は床につけ、背筋を伸ばして90度の角度で座る。体は軽く前傾させ、テーブルの高さに腕を置く。
・ベッドでの食事(リクライニング位):オーバーテーブルを利用し、上体をできるだけ起こす。腰にはクッションを当て、足がずり下がらないよう支える工夫を。
安全な食事のために
食事中は、急がず、少量ずつゆっくり食べることが大切です。また、「ながら食べ」を避け、注意を集中させることで、誤嚥リスクを軽減できます。
便利な食品選び
ゼリーやプリン、卵豆腐など、嚥下障害の方でも食べやすい食品が市販されています。高齢者向けの「やわらか食品」や介護用食品を利用し、安全で栄養のある食事を提供しましょう。
このコラムは、嚥下障害に関する基礎知識や実践的なアドバイスをまとめたものです。
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