「子どもたちにとってチョコレートは、“スペシャルなもの”かもしれませんね。」
そう話してくれたのは、5歳の女の子、3歳の男の子を育てる中川かおりさん。
「我が家では、いつでも食べても良いものではなく、お友達が来る際のおもてなしや誕生日やクリスマスなど、ちょっと特別な日に食べるものです。だから、普段は子どもたちの手の届かない高―い場所にこっそり隠しているんですよ。気づいているかな(笑)。」
実は中川さん、1年前までは子どもたちにチョコレートを食べさせたことがなかったのだそう。「虫歯ができやすいし、いずれ大きくなれば自由に食べることになるから、親がそばにいる間だけは気をつけようと思っていて。」
そう考えていた去年の秋頃、中川さんは、自身が参加したあるイベントで「ショコラ・ダ・ファミリア」と出会った。そのときにもらった一粒に、とても感激したという。
「たしかそこで食べたのがイチゴ味だったのですが、これが、本当にイチゴの香りがしたんです。ゆず味を食べてみたら、それも。本物の果実の味がした。今まで一度もチョコレートを食べさせたことがないけれど、これなら子どもたちにも食べさせたいな、と思いました。」
そして、信頼する理由は味だけではないのだそう。
「話せば話すほどオーナーが誠実なものづくりをしていることがわかりました。彼女の人柄を知り、そういう意味でも安心できましたね。」
作り手が見える食べ物は安心感に厚みが増し、人柄は商品に投影される。
それ以来、ふたりは子育てのことや仕事のことなど、何でも話せる友人になった。
「子どもたちにはきちんと理由を伝えた上で、チョコレートは特別な日にだけ食べる、テレビやスマホより自分たちで遊ぶ…など、我が家は“昭和の子育て”をしているのかもしれません。けれどそんな中で、安心して食べられる、そして子どもが喜ぶ顔が見られるチョコレートに出会えたことは、とても嬉しかったですね。」と中川さん。
「それに、周りの友人たちは、我が家が“昭和の子育て”だと知っているので、私が手土産で持っていくものは、安心して受け取ってくれるんです。「ショコラ・ダ・ファミリア」のチョコレートなら、お子さんにも我慢させなくて済みますしね。私の手土産の鉄板、いつもストックしているんですよ。」
中川さんの想いを貫きながら、子どもたちの“おいしい?”の笑顔も見られる。
その理想の先にあったのが、このチョコレートだった。
Profile
中川かおりさん親子。自身のアパレルブランドを主宰しながら、5歳の長女、3歳の長男の子育てをする2児の母。「ショコラ・ダ・ファミリア」のHPに登場してくれているのは、中川さんのお子さんたち。