Vol.03 “中目黒”みたいな、チョコレート
第3回目は、「ショコラ・ダ・ファミリア」のファンだと語るお二人が登場。中目黒にオフィスを構える「東京矢印」代表の清水さんと社員の山本さんに話を伺います。お二人との出会いは、ブランドがスタートしたばかりの2017年、実店舗で唯一このチョコレートを置く、中目黒の「UTILITY canvas」でした。
清水さん「僕とUTILITY canvasのオーナーだったJさんは、同じ時代を生きてきた者同士、初対面で意気投合。40代で出会い、それからずっと昔からの友人のような関係です。お店を手伝うようになったある日、突然「チョコレート、置くから」って(笑)。キャンバスを扱う店で、チョコレート……?と最初は思ったけれど、“良いもの”を見つける目が確かな彼が言うなら、面白そうだなと。」
― 食べてみて、いかがでしたか?
清水さん「カジュアルなところと、毎日食べても罪な感じがしないところが良いんです(笑)。いい意味で、贅沢している感じがしないんだよね。「バークチョコレート」が発売されてからは、それにメロメロで。これがまた美味しいんですよ。UTILITYにはこの界隈に住んでいる人たちがフラッと立ち寄ってくれることも多いのですが、そんな時に気軽に買えるのもいいですね。」
山本さん「僕は、昔からチョコレートに目がなくて。以前は、コンビニでお得用パックを買っては毎日1人で食べていました。でもこのチョコレートに出会ってからは、これ一筋。ホワイトチョコに惚れ込んで。実は僕、「ショコラ・ダ・ファミリア」の1番最初のお客なんです(自慢!)。今は、ホワイト・抹茶・いちご・ゆず・きなこ・ほうじ茶の6種類だけで“通称・山本スペシャル”を作っていただいています(笑)。」
清水さん「山本くん、空気を吸うように食べているよね。」
山本さん「いつの間にか、深夜に食べきってしまうこともあるんですけど…。いつでも手が届くように、デスクの上に置いているからでしょうかね…。」
清水さん「そう、前はチョコを冷蔵庫に入れていたんだよね。ショコラ・ダ・ファミリアを知ったときに、チョコレートは冷蔵庫にしまわない方が良いことを教えてもらって。その方が、味が抜けずに美味しいままだそうですよ。それからは、ずっとデスクに置いているんだから、しょうがないよ(笑)。」
― 清水さんは、どんな時に食べていますか?
清水さん「夜、仕事の合間に夕食を済ませて、そのあとにコーヒーを入れ、常備しているバークチョコレートをね、噛み締めるの(笑)。これがもう至福。「美味しい…」って毎回言うもんだから、社員に「またですか?」って言われます。以前は玄関に置いていたので、朝それを1個取って口に放り込んで鍵閉めて出勤していましたね。見ずに手を伸ばすこともあるので、ふと頬張った時に“あ、またきなこ味だ”とかね(笑)。元々ホワイトチョコレートは苦手だったんです。でもね、「ショコラ・ダ・ファミリア」のホワイトチョコだけは別格なんですよ。」
― 「ショコラ・ダ・ファミリア」の魅力は?
清水さん「僕、会社は変われど、心のベースはずっと中目黒なんです。この街は色んな意味で丁度いいんですね。チョコレートは高級なものも、安価なものもありますよね。街も、高級住宅街もあれば普通の住宅街もある。“高級なチョコレートを食べている、高級住宅街に住んでいる”って言うと、ちょっと気取った感じがするけれど、“中目黒に住んでいる”というのは、言いたくなる。この街には、高級なものも確かに存在しているのに、なんか楽なんですよ。「ショコラ・ダ・ファミリア」のチョコレートは、まさにそんな感じです。“ショコラ・ダ・ファミリアのチョコレートが好きだ”って言いたくなる。中目黒みたいな感じ。」
山本さん「先ほども話しましたが、ここは元々キャンバス素材のアイテムを売る店です。でも先日、フラッと立ち寄った女性がチョコレートを気に入ってくれてリピートするうちに、他の商品にも興味を持ってくれ、通ってくださるようになりました。チョコレートが繋いでくれた縁ですよね。この辺りは、下校途中の子どもたちが通ったり、昔からこの界隈に住んでいるお年寄りもたくさんいらっしゃいます。これからは、いろんな世代の皆さんに気軽に出入りしてもらえる店にしたいなあ。その輪の中に、いつも「ショコラ・ダ・ファミリア」がある。このチョコレートは、そんな存在になれるんじゃないかと思うんですよね。」
Profile
広告宣伝に関する企画・編集・デザインを始め、セールスプロモーションや編集・コピーライティング等を行う「東京矢印」のお二人。年内~年明け発行を目指している、大人気のフリーペーパー『トコドコ ジルシ vol.7』も、お楽しみに!